初めての国際学会に参加してみて思ったこと
今回は初めての国際学会に参加してみて思ったことについてまとめていきたいと思います。
改めて、私の専攻はロボット工学を専門にしていて、特にメカニカルデザインがSotaな研究をしています。
国際学会初参加から得た見解
今回参加した学会は International Conference on Control, Mechatronics and Automation(ICCMA) 2019でオランダのデルフト工科大学で開催された小規模な学会でした。
とは言っても査読もありますし、他の日本の大学の方も参加されていました。
それでは早速、学会までの準備の話と実際の参加した感想、観光の話も含めて、報告できればと思います。
準備編
まず、準備の話です。
国内の学会には多く参加していたので論文の執筆にはあまり時間がかかりませんでしたが、英語で書き慣れていなかったため、少し手間取る部分もありました。
実際に私は自分の英語に自信がなかったため、知人の英語できる人 (英語の先生) に自分の論文を見てもらい、修正をしていただくなどをしました。 (通常ここでは校正を依頼するのではないかと思います)
このようにして論文執筆が完了しました。
国内学会であればここで終了 (査読なしの場合) ですが、国際学会では基本的に査読結果が返ってきて、そこで採択されるかどうかが分かります。
私はこの段階で採択され、割といい評価を得られましたが、3人にレビューをしていただき、内1人からは再実験を推奨されました。
このように再実験をするなど必要に応じた対応が出てくるのが国際学会ですね。
このような経緯で発表するに至ったわけです。
また、発表形式についても、事前にオーラル発表と言われていたので、プレゼンだと思っていたら、3分の発表と1時間のポスターをやるように言われました。 (想定していたよりも発表者が多かったようでこのようなこともあるのですね…)
とまあ、この辺までが準備の話です。
発表編
次に、発表についてです。
まず、学会に行ったら、受付、オープニングセレモニー等があります。
オープニングセレモニーでは、論文の採択率の話が出てきて今回は350本くらい投稿されて200本くらい採択? (ちゃんと聞き取れなかったので自信はないですが…)だそうですので、採択率は60%弱くらいですね。これを多いと取るか少ないと取るかは人それぞれですが私は思ったよりも少ないなという印象を得ました。
で、その後基調講演のような講演と発表が続くのですが、私は初日のイベントでラボツアーがあったのでそれに参加し、発表は翌日だったのでその日は残りの時間を観光とレセプション参加で過ごしました。
翌日の発表では最初にセッションの参加者全員が3分間のプレゼンをし、その後みんなでポスターセッションをすると言った流れでした。英語での発表には自信がなかったのですが、プレゼンは3分間だけだったので完全に話すことを覚えていきました (日本語ならアドリブでいけるのですが英語での発表なので慎重にいきました)。 その後のポスターセッションでは基本的には聴かれたことに答える、自分から説明に行くの2通りをしていたのですが、準備できたこととしてはポスターの説明と質疑の準備くらいなもの。英語が喋れない私にとっては地獄の時間かと思っていました。しかし、実際には皆さん丁寧に話してくれて聞き返したりもしやすかったのでなんとかなりました。
そんなこんなで発表を終えることができたわけですが、今まで参加していた学会がメカというよりはロボットのインテグレーション関係の学会が多かったので、ここではメカの話、自由の話ととても面白い話を聞けました。また、質問も出来るだけするようにしていて、特に今興味を持っている機械学習とロボットの融合の分野に関しては積極的に質問できていたと思います。
それ以外
こんな感じで発表を終えて、満足をして残りは観光をしていました。
観光した場所としては、開催地のデルフト、ユトレヒト、キンドルダイク、ロッテルダムです。
デルフトでは古都を感じられるような協会とかきれいな街並みが見れました。
キンドルダイクは知っている人が少ないかもしれませんが、風車がめちゃめちゃきれいな場所です。まさにオランダと言ってもいいような場所です。
ロッテルダムは私が宿泊していた場所なのですが、奇妙な建物が多かった印象ですね笑